心臓超音波検査(心臓エコー検査)

心臓の大きさ、形、心臓の壁の厚さ、動き方、心臓内部の血流の動きを観察することができます。心筋梗塞、心臓弁膜症、先天性心疾患、心不全症候群など、リアルタイムに現在の心臓の情報を得ることができます。
検査を受けるにあたっての前準備は必要ありません。
当院では1日の中でこの検査が最も多く、現在検査は予約制ではありませんので日によっては、待ち時間がかかる場合もございます。
※検査時間はおおよそ10~20分程度です。
(症例や体格によって検査時間は大きく異なります)

腹部超音波検査(腹部エコー検査)

胃や腸、肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、膀胱、大血管等の様子を観察することができます。胃・腸管から肝臓、腎臓、膵臓、胆嚢、脾臓など各臓器の腫瘍性の病気、脂肪肝、胆嚢ポリープ、胆石、腎嚢胞、腎結石、尿管・膀胱結石、前立腺肥大、子宮筋腫、卵巣嚢腫などがわかります。大きさ・形・血流についても情報が得られます。


検査を受ける際にあたって、検査前は絶食で、おしっこも我慢していただくことをお願いしております。

※検査時間はおおよそ10~20分程度です。
(症例や体格によって検査時間は大きく異なります)

頸部超音波検査

頸部の血管(総頸動脈、内頚動脈、椎骨動脈)を観察し、脳血管へ通じる各血管の詰まりはないかなどを観察していきます。また、比較的大きな動脈血管の内部を観察できることから動脈硬化の様子を知ることができるため、健診時など動脈硬化の検査の際には脈波検査と一緒にこの検査を行うことをおすすめします。
※検査時間はおおよそ10~20分程度です。
(症例や体格によって検査時間は大きく異なります)

下肢血管超音波検査

下肢の動静脈を観察する検査です。
下肢動脈では閉塞性動脈硬化症(ASO)の診断が主になります。この病気は足の血管が動脈硬化などで狭くなったり、閉塞を起こしたりして血液の流れが悪くなり、足先へ栄養や酸素を十分に送り届けることができなくなるためにさまざまな症状(冷感、しびれ感、間歇性跛行、安静時疼痛、潰瘍、壊死)が現れます。血管内部を観察することによってこの病気を引き起こしてはいないか観察します。
下肢静脈では、下肢静脈瘤や深部静脈血栓症の診断が主になります。下肢静脈瘤とは下肢の表面の静脈が数珠状、または一部がコブ状に膨れてくる病気です。深部静脈血栓症とは別名エコノミー症候群とも呼ばれる病気で、血流のうっ滞などの原因で下肢の深部静脈に血栓ができ、足のむくみや腫れとともに痛みを伴います。また深部下肢静脈に生じた血栓が剥がれると心臓に行き、肺動脈に詰まる急性の肺塞栓症を引き起こす可能性があり大変危険です。これらを診断するために下肢静脈内部を観察する検査です。
※検査時間はおおよそ30~60分程度です。(症例や体格によって検査時間は大きく異なります)